こんにちわ! 整骨院アークの松永です!
今回は、腰痛への鍼灸治療と、腰痛に対する東洋医学の考え方をお話しします!
腰痛が発生すると、辛いですよね。。。
僕も、過去に数回ぎっくり腰を経験しております。
1回目は、中学生の時
バスケ部に所属していたのですが、その練習中腰に激痛を感じて真っ直ぐ歩けなくなりました
しかし、当時 ぎっくり腰なんてもの知らなかったので、痛みを歯を食いしばりながら練習をしていました
今では、考えられないですね・・・
2回目は、社会人になってすぐ朝歯磨きをして口を濯ごうと中腰になった時です。
この時も、激しい痛みがして中腰のまま雨ボケなくなりました。。
3回目は、娘を抱っこしながらくしゃみをした瞬間でした。。
どの腰痛も、普段のケアをサボって疲労が溜まっている時でした。 痛めた原因は明確です(サボらずにストレッチします・・)
それなりに腰痛を経験しているからこそ、ぎっくり腰のような急性の痛みから
長期に及ぶ、慢性的な痛み その他神経痛も施術させていただいております。
さて、今回は腰痛を鍼灸的にお話ししていくわけですが
1、痛みのある筋肉・関節に直接刺して ほぐす、血流を良くして改善を狙う
2、経絡や経穴・全身の気血の流れを確認して全身のバランスを整え改善を図る
の2択から考えます。
しかし
初回で、1を選択することはほとんどないです。
理由としては重労働をして、腰が凝って痛い・・・としても
重量を支えた足・荷物を持ち上げた腕や肩も同じく疲労が溜まっていて
腰だけの問題ではないからです。
表面的に、腰に痛みを感じているだけということです。
ここで、腰だけの処置をした場合
その他の問題が解決されていないので、すぐに腰の痛みが出現します。
腰だけの処置で改善できる場合は
普段から、体のメンテナンス(定期的に施術を行なっている。ストレッチや筋トレを積極的に行なっている)ができている状態で
腰に負荷がかかった時のみです。
腰以外の状態が万全の状態で痛みが出た時ですね。
では、2はどのように考えるのか
腰には様々な経穴や気血の流れがあります。
●大腸兪
大腸の不調を改善する経穴
便秘や下痢へ効果的
●腎兪
腎臓の不調を改善する経穴
むくみや膝の痛み・冷え性に効果的
●仙骨周辺
生殖器に関わる経穴が多くある
生理痛・不順・不妊症などに効果的
このような場所は、内臓の不調が現れている時
痛みとして出現したりします。
これを鍼灸師は、脈診・舌診・腹診などの診察方法を用いて
内臓不調から腰痛が発生しているか評価し、施術を行います。
東洋医学では、虚実(弱っているか・過敏か) 寒熱(冷えているか・熱を持って暑いか)を考えます
それぞれの組み合わせによって針の種類や刺激量を調整しています。
例えば、大腸の不調があった場合
腰にある大腸兪以外にも、脛や手の水かきにも大腸の経穴はあるので
組み合わせて施術を行なったりします。
例として、大腸でしたが 他にも腎だったら? 生殖器だったら?などによって選択する経穴は変わりますので
しっかりとその方の状態を把握することが大事です
上記は、内臓不調からくる腰痛ですが
気血の流れが悪いことによる腰痛の考え方として経絡というものがあります
特に腰痛に関わる経絡は、【膀胱経】・【帯脈】があります
【膀胱経】は、体の後面を通る気の流れです
経絡における気の流れは、線路をイメージするとわかりやすいです。
経絡上のどこかで気が滞る(阪神電車のどこかの駅で事故がある)と、その経絡上の気の巡りが悪くなります(その路線のダイヤが乱れて遅延する)
となると経絡を基準として施術する場合
この経絡上のどこに滞りがあるのかを調べなければならないです
こちらも、症状に照らし合わせて評価し施術のポイントを決定します。
簡単にまとめると、腰痛がなぜ発生したのか?
自己治癒力がある筈なのに、なぜまだ痛いのか?
という事にしっかりと向き合って施術行わなければ
痛みは繰り返すし、思ったよりよくならないこともあります。
そんな感じで、腰痛を鍼灸施術する場合のやり方や考え方をお話ししました
この記事を読んで気になることや質問があればいつでもご連絡くださいね!
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