では緊張性頭痛とは??
緊張性頭痛は、頭痛の中で最も頻度が高い疾患です。
この頭痛では、頭全体か後頚部(こうけいぶ)に鈍い締め付け感、圧迫感のある頭痛が出現します。
患者さんによっては「はちまきや帽子で頭が締め付けられている」と訴える人もいます。
「反復性緊張性頭痛」(頭痛が時々)、
「慢性緊張性頭痛」(頭痛がほぼ毎日)と
2つのタイプに分類されます。
頭痛頻度が時々の「反復性緊張性頭痛」は、肩こりなど肩や後頚部、頭部の筋肉の緊張が原因で起こることが多く、
パソコン作業など長時間同じ姿勢で作業を続けていると
頸部、肩の筋肉の緊張が高まり、頭痛が起こりやすくなります。
一方、頭痛頻度がほぼ毎日の「慢性緊張性頭痛」では、
頸部・肩の筋緊張に加え、精神的なストレスなどが関与し、
脳が痛みに対して過敏になっていると考えられています。