こんにちは！神門鍼灸整骨院アークです☆

毎日忙しい中で、「お風呂はサッとシャワーで済ませてしまう」という方は多いのではないでしょうか？

特に今の季節（冬）は、寒いからこそすぐに温かいシャワーを浴びて出たい、という気持ちもよく分かります。

しかし、東洋医学を専門とする鍼灸師の視点から見ると、湯船に浸からない生活は、知らず知らずのうちにあなたの身体の不調を招いている可能性があります。

今回は、湯船に浸かる習慣のない方にこそ知っていただきたい、入浴が持つ驚くべき治療効果と、鍼灸治療との相乗効果について解説します。

なぜシャワーだけではダメなのか？

シャワーは体の表面の汚れを落とすのには最適ですが、体全体の「冷え」や「緊張」を取り除く効果は限定的です。

鍼灸師が特に注目するのは、シャワーでは得られない入浴の3つの効果です。

1. 温熱作用：体の深部から温める

シャワーのお湯が当たるのは皮膚の表面だけです。しかし、湯船に浸かると、熱がゆっくりと体内に伝わり、体の深部（内臓や関節）まで温まります。これにより、血管が広がり、体全体の血流が大幅に改善されます。

• 鍼灸との関係: 冷えによって固まった筋肉や、血流の滞りが原因で起こる腰痛、肩こり、頭痛などの不調は、血流が改善することで緩和しやすくなります。

2. 水圧作用：むくみを押し戻すポンプ効果

湯船に浸かると、水圧が身体全体にかかります。この水圧は、特に足先に溜まりがちな血液や水分を心臓へ押し戻すポンプのような働きをします。

• 鍼灸との関係: 下肢のツボ（足三里、三陰交など）に鍼灸でアプローチするのと同様に、入浴の水圧はむくみの解消や疲労物質の排出を促します。

3. 浮力作用：身体と心をリラックスさせる

湯船に浸かって体が浮くと、普段体重を支えている筋肉や関節がその役割から解放され、リラックスできます。

• 鍼灸との関係: 浮力で全身の緊張が解けることは、自律神経をリラックスさせる「副交感神経」を優位にする効果があります。これは鍼灸治療で目指す「心身のリラックスと質の高い睡眠」に直結します。

♨️ 入浴習慣のない方へのおすすめ「10分入浴法」

「長風呂は苦手」という方でも、効果を実感しやすい入浴法をご紹介します。たった10分間だけでも、毎日続けることが大切です。

• 温度: 38℃～40℃のぬるめのお湯がベスト。熱すぎると交感神経が刺激され、かえって寝付きが悪くなることがあります。

• 時間: 10分〜15分を目安に、肩までゆっくり浸かりましょう。

• タイミング: 寝る1時間～2時間前に入浴を終えると、体温が下がり始めるタイミングでスムーズに寝付けます。

鍼灸治療で、体が温まりやすい体質へ

「湯船に浸かってもすぐに冷めてしまう」「冷えすぎてお風呂に入るのもおっくう」という方もいらっしゃるかもしれません。

それは、体の芯から冷えて血流が悪くなっているサインです。

当院では、東洋医学の知恵に基づき、お灸や鍼を用いて、体内の熱を生み出す力を高め、冷えにくい体質へと改善していきます。

鍼灸で体の内側から血の巡りを整え、さらに自宅での入浴習慣をプラスすることで、あなたの「冷え」「痛み」「疲れ」は劇的に改善に向かいます。

湯船に浸かる習慣がない方も、ぜひ一度、身体が温まりやすくなる鍼灸治療を体験してみませんか？

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