こんにちは！神門鍼灸整骨院アーク です☆

気温が下がり、空気が乾燥するこの季節は、風邪やインフルエンザ、その他のウイルス感染症が流行しやすくなります。感染症対策というと、マスクや手洗いが基本ですが、それだけでは十分ではありません。

鍼灸師の立場から言えることは、「外側からの防御」と「内側からの防御（免疫力）」を両立させることが、最も重要な対策だということです。

️ 鍼灸がサポートする「内側からの防御」

感染症と戦う上でカギとなるのは、私たち自身の「免疫力」です。鍼灸治療は、この免疫力を高める上で非常に有効な手段となります。

1. 自律神経を整えて免疫力を安定させる

免疫機能は、自律神経（交感神経と副交感神経）のバランスに大きく影響されます。

• 過度なストレスや睡眠不足が続くと、交感神経が優位になりすぎて、免疫細胞の働きが低下します。

• 鍼やお灸には、自律神経のバランスを調整し、特にリラックス効果のある副交感神経を優位にする働きがあります。これにより、免疫細胞が活性化し、ウイルスを撃退しやすい状態に身体を整えます。

2. 血流を改善して「冷え」から身体を守る

体温が一度下がるだけで、免疫力は約30%低下すると言われています。

• 冬の寒さや冷房の影響で身体が冷えると、血管が収縮し、血液の流れが悪くなります。

• 鍼灸は、硬くなった筋肉の緊張を緩め、血管を広げることで、全身の血流を促進します。

• 血液は免疫細胞や栄養を運ぶ役割も担っているため、血流が良くなると、免疫細胞が身体の隅々まで行き渡り、ウイルスが侵入した場所へいち早く駆けつけることができるようになります。

3. 胃腸の調子を整えて全身の元気をアップ

東洋医学では、「脾胃（ひい）」、つまり消化器系の働きが免疫力と深く関わっていると考えます。

• 体内の免疫細胞の約7割は腸に集中しているため、胃腸の調子が悪いと、当然ながら免疫力も低下します。

• 鍼灸で胃腸に関わるツボを刺激することで、消化吸収能力を高め、元気の源となる栄養を効率よく取り込める身体に導きます。

ご自宅でできる簡単セルフケア

治療と合わせて、ご自宅でのセルフケアも大切です。免疫力アップに効果的なツボを2つご紹介します。

1. 万能のツボ「足三里（あしさんり）」

• 場所： 膝の皿の下にある外側のくぼみから、指4本分下がったところにあります。

• 効果： 胃腸の調子を整え、体力と免疫力を高める「万能のツボ」として知られています。

• 刺激方法： 親指で少し痛気持ちいいくらいの強さで、5秒かけて押し、5秒かけて離す刺激を5回繰り返しましょう。お灸をするのも大変おすすめです。

2. 風邪の引き始めに「合谷（ごうこく）」

• 場所： 手の甲で、親指と人差し指の骨が交わる付け根の、人差し指側にあるくぼみです。

• 効果： 痛みや炎症を抑える働きがあり、風邪のひき始めのゾクゾク感や鼻炎などに効果的です。

• 刺激方法： 反対側の親指で、骨に向かって押すように強めに刺激します。

身体の不調を感じた時、また冬を元気に乗り切るための「メンテナンス」として、ぜひ当院の鍼灸治療をご活用ください。心よりお待ちしております。

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P.S. 季節の変わり目に体調を崩しやすい方、手足の冷えが気になる方は、自律神経の乱れが原因かもしれません。まずはお気軽にご相談ください！